2004年7月11日 美祢チャンピオンズレースリポート




<7/11 美祢チャンピオンズレースリポート>
「銀色カラーマシン集合」
銀色カラーマシン集合。コケる前に1枚、って、7/11の朝撮りました。

   天気が心配されたレース日でしたが、奇しくも当日梅雨明け宣言が出て、暑すぎない絶好のレース日和となりました。なんせ1年前は豪雨の中でのレースで したし、1戦前は今期初のウェットレースとなりましたので、そろそろグッドコンディションでレースをしたい皆の気持ちが通じたかのようでした。  さて今回はMiniMotoGP:2台、SP12:1台、ST600:2台、GP250:1台の、合計6台体制で臨みました。

*前日走行*
 まずMiniMotoGPですが、エンジンマウントボルト折損というマイナートラブルが発生した同クラス2戦目の、エイプRSに乗る藤井選手でした が、ホンダショップ・ライフさんのパーツサポートのおかげで修理OK、「ありがとうございました。」選手権初参加の岸村選手は黙々とTZM50Rの準備 に余念がありません。前回ミニバイク耐久で驚異?の直線スピードを誇ったソニックRSの木村選手は、前のレースで懸案となった排気系を、「お世話になり ます・松技工」さんのモディファイエキゾーストを導入、更なるスピードを狙ってます。キャブセッティングも決まって来たようです。  ST600の岩本選手はなんと04型CBR600RRを投入し、一層のパワーアップを期待しますが、本人は事情により勉強漬けの日々を送っており、前 のレース終了から2ヶ月間まったくバイクに乗っていない状態でした。勉強のみならず、アルコールにも漬かっていたとの情報もあり、肉体的にキビシい展開 が予想されます。同クラス石丸選手もあまり走る時間がとれないまま、至ってしまいましたが、サスのセットではSP忠男広島の濱辺選手のアドバイスも頂 き、かなり光明が見えて来たようですが、相変わらず練習走行で連続2度のガス欠ストップ、帰ってこないと皆心配するから、もう2リットル入れて走って欲 しいものです。  GP250は夏だけやたら調子の良い坂井選手。1週間前のテストではベストに近いタイムで連続走行し、やっとベストセット(レベルは低いけどね)が見 えて来たようですが、前日走行は体力,気力を温存するため、タイヤ慣らし程度に抑えました。

*予選*
 MiniMotoGPクラス、藤井選手がコースイン直後すぐにピットイン。転倒か?トラブルか?と色めきましたが、リヤ回りはオイルでベタベタ、エン ジンブローだ、、、と絶望しかけましたが、ブローするほどのチューンをしてるわけじゃないし、シフトミスかエンジン整備ミスとしか考えられません。でも よくよく調べてみると、どうもエンジンオイルの入れ過ぎだったみたいで、本人はともかく、他のライダーに迷惑をかけなくて良かった、と、一安心。対処法 を指示して、嘆願書により最後尾出走を期待しました。他の選手はともかく無事に予選を終え、石丸選手、坂井選手が自己ベスト更新でまずまず。

「MiniMotoGPグリッド」
MiniMotoGPグリッドです。この前に木村選手がいますが、写真が間に合いませんでした。

*決勝*
 MiniMotoGP:当チーム内では、木村選手、岸村選手、最後尾出走が許された藤井選手、の順でスタート。木村選手は前回耐久時から2秒、タイム アップ、排気系の見直しと、本人のセッティング、ライディングスキル向上の賜物でしょう。岸村選手は一時他チームの選手とポジション争いしていました が、徐々に離され、単独走行となりましたが、キチンと完走。その完走が次につながりますからね、頑張ってほしいものです。もともとナチュラルなライディ ングの岸村選手は素質充分、今後に期待がかかります。藤井選手は日頃学究生活のため乗る時間も整備する時間もなく、ブッツケに近い参戦でしたが、もとも とSP250やST600の経験もあるライダーなので、走りにはさほど不安はありません。タイムも前回のシェイクダウンレースから比べて11秒!のアッ プ、と、前回何やってたんだ状態ですが、これも今後に期待します。が、当分整備してないからってM6とM8ボルトの区別がつかなくなるのはどうか と、、。結果はMiniMotoGPクラス2位:藤井選手、同3位:木村選手、SP12クラス7位:岸村選手、でした。  GP250:坂井選手、グリッドは3列目左なので、前にはポールの中尾選手(レイラRRC)、というスタートには良いポジション(by森脇御大)。 まずまずのスタートを切って、1コーナーには6番手くらいで進入、しかし低速から効力が立ち上がる前パッドで、いつもの感じでブレーキングしたせいか、 大ジャックナイフを演じ、一瞬「ここで終わりかよ、、」と思いましたが、リカバーした時には後続にすべて抜き去られ、最後尾(多分)で追尾を開始。目前 には大尊敬する山崎御大(SRミニマム、)、その前には七海治郎選手(RSS-SHOWA)、松重選手(レイズ、KK、)が見え、どう抜くか、というよ り、どこまでどうついてゆくか、の問題でした。とはいえ、エンジンが絶好調で場内アナウンスによると、予選時の最高速はレイラ木村選手に次ぐ2番手とい うことでしたので、宝の持ち腐れエンジンと言われるのもつらい?し(ドノーマルですけどね)。さてエンジン、サス、ライダー、近年にない調子の良さなの でもう少しイキたいところです。七海治郎選手を追ううちに、徐々に近づいてきましたが、その間、タイムも自己ベスト再更新後、予定外?のタイム領域に 入って、挙動が予測出来ないので却って冷静になってしまい、集中力が低下、あとはずるずると消化周回となってしまいました。無事に終えないとね。結果は 8位、ところで今回は誰が勝ったんだろう?赤か紫か黒か、と思ってクールダウンラップしていると、ピットロードでスロー走行中の大石選手(RSS- SHOWA)と並走、ちょうどピットロード速度計測器の前だったもので計測器が誤動作、私が90・/h以上で進入したことになってしまい、あとで呼び出 しを喰らいましたが、大石選手がすぐに競技長に状況を説明して下さり、無事赦免。大石選手ありがとうございました、そして美祢3連勝おめでとう。さて 私、坂井の課題はズバリ体力不足。これ以上の筋トレはねえ、、トシだし、、日常生活に支障が、、(泣き言)。尚、私は夏だけちょっと調子いいだけなので 「次回リベンジするぞ」とかイジメないで下さい山崎御大、風神選手も私なんか無視して先にイッちゃって下さい。  ST600:地方戦がかかってないせいもあり、600としては少ないエントラントでしたが、久々の?竹内選手(KK輪業)を初め、ベテラン 勢と新進気鋭の光元選手(、広島南海、、)など役者には不足はありません。いつもながらスタート苦手の岩本選手のスタートミスで始まった決勝レース、光 元選手のコースアウト(その後復帰)など波乱含みでしたが、注目の2位争いは竹内選手がF4iで逃げ切り、チェッカー後の泥酔を確定?しました。当チー ムでは石丸選手がこれも予選時クラス最高速を記録し、エンジンには不安のないことを証明しました。あとは練習あるのみですね、7位。タイム更新はなりま せんでしたが、ベストに近いタイムでの周回で次回につなげたいところです。新車、2ヶ月のブランクで決勝に臨んだ岩本選手はエンジン、サスともに詰め切 れず、暑さにもやられ、不本意ながらも9位完走。走り込みましょう。

「夏の空(by YUKIKO)」
夏の空(by YUKIKO)

ともあれ全員無事で終えた美祢第3戦でした。次回7/25のミニバイク耐久をはさみ、9月の美祢第4戦へ向けて各自精進致します。 今回も応援して下さった、松技工さま、多田臨時監督、大下くん、貞弘くん、報道・新井さん、レースオフィシャル、そして支えて下さった皆様、ライダー, スタッフから厚くお礼申し上げます。今後ともよろしくお願い申し上げます。




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