色確認お願いします。
先日、オーナー氏のご要望でステム周りをパーツ交換カスタムさせて頂きました。ノーマルの鋳造品から削り出し品となったアッパーとロアはブランドイメージカラーにアルマイト処理されスペシャル感バッチリですね。ふと見るとM8のメスネジ部に締め付けトルク値が刻んであります。言うまでもなく17Nmがアッパー、12Nmの2本がロア部ですが、倒立フォークとはいえかなり低いトルク値ですね。単気筒690ccで車重が軽いこともあるのでしょうけど。国産一般公道車は工場出荷時でギチギチに締め上げてあるので、なんかフロントの摺動が悪いな、と感じたらロアのトルクチェックをしてみますが、ほとんど全車絶対緩まないトルクというか馬鹿力で締めてあります。この点イタリア車などは出荷時から適正値に近い締め付けだと思います。ともあれフォークシールをWPフォーク専用SKF製に交換、オイルも換えてまずは指定値で締め付けてみましたが、なかなかいい感じ、というかこれが当たり前でしょ、とのフィーリングが得られました。ホントメーカー出荷状態というのは「エンジンかかります、走ります、以上っ。」でしかないな、とつくづく感じます。幸い現代は情報もパーツも溢れるほどなので、その中からその時の自分の感性にあった選択してゆけばいいと思うし、完全メーカー指定通りで乗るのも有りですね。とはいえ純正部品の公差を知れば知るほど、たとえばカムのプロファイルや各部バネレートなど、いわゆる「標準値」とどれだけプラマイで違うかを知ったら何が何でもノーマル、ってこだわるのは単なる形而上のことでしかないと分かるはずなんですが、、、。たとえばボルトの締結とその潤滑にしても、普遍的な正解はないのでしょうね。どんなことであっても、なぜそうするのか?を常に念頭に置いて関わってゆけば自分のなかで取捨選択力が培われ、たとえ「権威」と言われる筋の言うことあっても、そのまま鵜呑みにはしない判断力も育ってくるのでは?と、思うやっとこのごろ(笑)。
時が過ぎても変わらない
(続き)集合予定時間の10時半までにスパ羅漢に集まって下さったのはワタシを入れてバイクが全24台、クルマ(サポート用)が1台、総勢26名の面々でした。車種は日独伊の三国同盟に加えオーストリアとフランスで全5カ国協議状態?世界に平和を。ではいよいよきょうのメインイベント「伝説のコーヒーハウス イシイで軽食喫茶」会場まで移動(ほんの2〜3分)となりますが、イシイさんの駐車場を占拠するわけにはいかず、指示された場所に押し込んでどうにかクルマ2台分のスペースに全車を押し込みました。また全員入店すると一般客の方々には威圧感があるので、店横の河原やBBQテーブルあたりに待機、あらかじめ注文していたパニーニ&コーヒーが行き渡るまでおしゃべりタイム。知己のかた、初めて会うかた、バイク乗り同士の談話が弾んだようです。軽くおなかが治まったところで終了ミーティング(レースか)、安全を祈念して解散となりました。現地集合現地解散、「潔きこと水の如し」の銀倶楽、ソロまたは数台でそれぞれに走り去るみなさんを見届けた上で銀倶楽終了となりますが、ホントの終了はレース同様、無事帰宅してお布団に入るまで、ですね。ご参加、関係者各位まことにありがとうございました。さて今回お世話になったイシイさんは遡ること三十数年、まだワタシが学生だった頃に足しげく通っていたいまや伝説のお店で、当時周辺に何も無かった時代(たしか中国道も建設中)に、山中にオシャレなお店が突然、という感じでなんかオトナー、な雰囲気でした(笑)。そこにSR400改に乗ったガキ(ワタシのことね)が乗り付けてなんともKYだったと今になっては申し訳ない限りなんですが、寡黙で優しい初代マスターの作るタマゴサンド目当てで何度もお邪魔したものでした。それから少しして生活のすべてがレース活動になってしまって公道とは疎遠、ましてやツーリングやドライブ、レジャーなんて無縁の日々でしたから、ワタシにとってのイシイはあのときのまま止まっていたのでした。それが今年のGW最終日、毎日のあまりの忙しさに1日だけお休みを頂こう、と朝からちょっとお出かけして何となく偶然?辿り着いたのがここでした。でも着いたのが10時過ぎころだったので、11時開店(この時は知らなかった)の同店を外から見てパーキングにはロープが張ってあるしで、大変失礼ながら「いまは営業していないのかな?」と自分の過ぎ去った青春を封印してしまいそうになりましたが、こんな時代ですから帰ってネットをちょっと覗けば今現在のこともすぐに分かりました。銀倶楽の当日に、いきなりバイクが大挙して押し寄せても失礼なのでまずは事前に確認と打ち合わせを、とルート下見も兼ねてアグスタで訪問したのが1週間前、お店の雰囲気と控えめに流れる品の良いBGM、そして何よりチャーミングなスタッフさんたちに「やっぱりイシイはいまも健在だった」と感激、みなさんにお店の紹介の意味も含めて、そのじつほとんど自分の青春プレイバック(笑)で、今回のメインに決定した仕第です。ご参加のみなさん口々に「おいしかった」、「また来よう」とおっしゃってましたが、その際はくれぐれもお気をつけてお願いします。当日ご覧の通り、ともすればムボーな運転をする二輪四輪も多い地帯です、ご自身の安全運転はもちろんですが、いつ対向車がセンターを割って飛び出てくるかもしれません。実際当日も2度ほどヒヤリとしたのは事実です。楽しいはずのツーリングを危険なギャンブルにしないため、最大限以上の注意を払った走りでお願いしますね。関係者各位、本当にありがとうございました。次回、銀倶楽2ndもよろしくお願い致します。場所?また別の個人的青春プレイバックかも、、(笑)。
「2014銀倶楽・1st」へご参加、ご協賛のみなさまありがとうございました。おかげさまでお天気にも恵まれ無事開催、終了とすることができました。雰囲気は各位SNSで味わって頂くとして、まずは集合地スパ羅漢の風景です。この時点で写っている9割が銀倶楽ご参加の面々、地元の走り屋のみなさまお騒がせしました。つづく(写真提供:MHeオーナーW月氏)